「ロイヤリティ」が学習塾フランチャイズの成功の鍵
学習塾フランチャイズで開業を検討されている方は、「ロイヤリティ」という言葉を目にすることが多いかと思います。
フランチャイズでいう「ロイヤリティ」とは、ノウハウや本部サポートへの対価として支払う「お金」を指します。
たまに「ロイヤ”ル”ティ」と表記されることがありますが、この場合は商標や著作権の使用料という意味で、いずれにしても、ロイヤリティはフランチャイズ本部への「上納金」です。
月額払いであることから、「上納金」が低く、且つサポートが充実していることが理想的です。現実的には、次の4パターンに分かれます。
(1)ロイヤリティは高いが、ブランド力が高い。本部サポートも充実
(2)ロイヤリティが高く、ブランド力が高い。しかし、本部サポートは不十分
(3)ロイヤリティが高いのに、ブランド力も本部サポートも不十分
(4)ロイヤリティが低く、それ相応のブランド力と本部サポートで文句なし
(5)ロイヤリティが低く、それ相応のブランド力だが、本部サポートが充実していて経営しやすい
ロイヤリティは高ければ良いというわけではありません。逆に低いからといって、必ずしもサポートが不充分というわけでもありません。
「経営者本人が納得して毎月本部にお金を払えるかどうか」がポイントです。一般にロイヤリティが高いほど、経営の自由度は低くなる傾向があります。それは、フランチャイズ本部は均一均質のサービス展開を目指すからです。
学習塾フランチャイズのロイヤリティ
フランチャイズ本部による経営指導や販売指導など、開業後のノウハウ提供の対価がロイヤリティですが、だいたい売上げの10〜12%というのが相場です。
学習塾は仕入れなど、材料費が必要なく原価があまりかからないビジネスです。そのため、飲食業に比べ高いロイヤリティとなっています。
例えば、生徒50人で一人当たりの月謝2万円だった場合。収入100万円に対してロイヤリティが10%なら10万円がフランチャイズ本部に支払う金額です。
授業料の収入が多くなるほど、フランチャイズ本部の収入が多くなるモデルです。原理上、収入に応じてフランチャイズ本部が提供するノウハウや経営指導が強化されれば良いですが、サポート力が比例しないことも多々あるので教室側に不平不満が溜まります。
フランチャイズ本部の収入増に合わせてサポートが強化されるなら、良心的なまじめな本部と言えるでしょう。この場合、相互にWINーWIN関係を築けて成功しやすくなります。
ロイヤリティ0円を提案するフランチャイズもありますから、広い視野で学習塾ブランドを調査されることをオススメします。
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