市場調査・物件探し・開校準備が万全なら学習塾開業の関門突破

「市場調査」「物件探し」「開校準備」が万全なら、学習塾を開業して成功するための第一の関門を突破していると言えます。「市場調査」と聞くと、どんな項目を想像するでしょうか。特に学習塾開業前の市場調査では「小・中学校の生徒数」「エリアの人口と学齢人口」に重点を置きます。このとき、「学齢人口分布」が分かればベストです(興味のあるフランチャイズ本部が見つかっていれば、担当者に相談すると良いでしょう。親身に手伝ってもらえるはずです)。

 

 

次に「物件調査」です。建っているだけで宣伝効果が生まれる物件がベストです。例えば、バス通りに面した所や駅前、人通りが多く、看板を見やすい位置に設置できる物件です。車が止まる度に宣伝効果を生む「信号機」の位置もチェックポイントになります。そのほか、抑えておきたいのが「駐輪場」です。生徒が通塾するにあたり、自転車を使うケースは多いものです。自転車をマナーよく配置できるかどうかは、駐輪場の有無にかかっています。駐輪マナーが守られなければ、ご近所から嫌われるばかりか、「学習指導の質」さえ問われ始めるから不思議なものです。

 

 

学習塾テナントの定番は、1階ガラス張りです。歩行者の目線で学習塾が視野に入り、授業の雰囲気を外から知ってもらえると宣伝効果が生まれます。逆に避けたいのが、繁華街や夜道が暗い場所、飲み屋の上階です。子どもたちが通塾するシーンを思い浮かべたらわかりますが、学習塾のテナントとしては、教育にふさわしくない条件を避けるのが無難です。テナントの選定は、周囲の環境や条件が絡むもので、素人では難しいものです。経験豊富なフランチャイズ担当者とともに、複数の案件から比較検討できると理想的です。ちなみに、個別指導塾では最低15坪(約49屐飽幣紊必要です(15坪で生徒数80〜100名規模)。

 

最後に「開校準備」。電話・FAX・メールアドレスのほか、生徒募集チラシに机・椅子・パソコン・・・と、本当に書ききれないほどのチェック項目があります。数あるチェック項目の中で、厳選して挙げるとすれば、「自塾の教育理念」「コース料金表」「入塾手続き(書面一式)」「入塾クロージング(練習)」「無料体験授業(内容)」になります。開校準備には、生徒募集のための具体的な行動計画(ポスティング・新聞折込ほか)も含まれます。なお、フランチャイズ本部には開校準備チェックリストが準備されていますので、その点は安心できるでしょう。


「子ども好き」は学習塾で成功できる重要な条件

あなたが「子ども好き」なら、学習塾で成功できる「重要な条件」を備えていると言えます。子どもは表も裏もなく、私たち大人のしぐさを観て、直感的に「子ども好き」かどうかを察知します。「子ども好き」でなければ、楽しんでストレートな子ども達の気持ちに応えることが難しいでしょう。逆に楽しんで対応できなければ、子ども達は先生との間に「心の距離」を感じてしまうものです。「子ども好き」であってこそ、心がこもった叱咤激励の指導が行えます。

 

 

学習塾サービスのうち、非常に重要な位置を占めるのが「生徒のモチベーションアップ」です。各生徒について「承認」できるポイントを見つけ、適時適確にモチベーションが高まるように対応します(※モチベーションを高める具体的な方法は、フランチャイズの研修プログラムで学ぶのが効率的です。キーワードは「子ども向けコーチング」です)。

「子ども好き」が根底にあれば、承認ポイントをたくさん見つけられるはずです。とはいえ、教育未経験者は個別に承認ポイントを見つけられるか不安に思っているかもしれません。そんな場合は「定番」として次の項目を挙げておきます。

 

[ 生徒の努力を掲示する ]

  • テストの結果掲示(伸び率など)
  • 無遅刻・無欠席
  • 検定の取得(英検・漢検・漢熟検・数検など)

 

[ お知らせの掲示 ]

  • 職業紹介(どういう勉強・学歴が必要か)
  • 学校紹介(力を入れている分野・スポーツ・進路)
  • 入試制度

 

実は、生徒の名前を多様な視点で掲示することで、事務的な方法でも生徒のモチベーションを高めることができます。

 

 

「切磋琢磨(せっさたくま)」という言葉をご存知でしょうか。辞書には、「学問・道徳に、励みに励むこと。また、仲間同士互いに励まし合って向上すること。 」と意味が記されています。学習塾には一人では勉強ができない子が集まる場合が多いため、ある意味、学習塾とは「学習空間を提供するサービス」でもあります。つまり、学習塾の価値は、「切磋琢磨」空間のレベルの高さと考えることができるのです。この時、「仲間同士」の中には経営者・オーナー・講師も含まれていれば理想的です。

 

学習塾の運営側にも学びの姿勢があってこそ、子どもの心に「学びの必要性」が伝わると考えられるからです。子ども達は本当に、我々大人のことをよく観ています。国の根本は教育にあり、地域の発展にも教育ありです。学習塾の中でも「教育=学問」の姿勢が組織全体として問われるのです。「学び」に向き合う姿勢には、大人も子どもない教室運営ができれば素晴らしいですね。「子ども好き」であれば、「切磋琢磨」空間を追求できるはずです。