「短気は損気」を肝に銘じて塾経営

学習塾における「短気は損気」

 

「短気は損気(たんきはそんき)」という言葉をご存知でしょうか。「短気を起こすと、自分が損をする」という意味です。実は学習塾運営では、「短気は損気」に学べることが多々あるのです。

 

学習塾では、保護者に「安心」を、生徒に「学習指導」をサービスとして提供します。しかしながら、相手は人間ですので、時に頭に来ることがあるものです。

 

例えば、優しさ、甘えに偏った「学習指導」では、塾講師を呼び捨てにしたり、馬鹿にした態度をとる生徒が出始めることがあります。

普段「優しい」「甘々」キャラの先生ですが、度が過ぎると、子どもの態度に怒りを覚えることがあるのです。そんなとき、「短気は損気」を思い出す必要があります。

 

指導として、子どもの態度を叱るのは良いのですが、「怒り」の伴う指導では子どもの心には響かないからです。子どもが家に帰って、先生からもらった「怒り」を親にぶつけたらどうなるでしょうか。親は親で仕事に家事と、毎日疲れてストレスを抱えています。さらに、「怒り」が増長して、子どもと親に影響が広がることが考えられます。

 

子どもが通塾したくないと言う。親は子どもの意見ばかりを信用できないが、行きたくないのなら塾をやめさせる判断になる。塾側の怒りがおさまっていない場合は、「やめてもらって構わない!」「やめてもらった方がいい!」という発言が出たりする。結局、その子は退塾となり、月謝収入減。さらに、口コミで悪い噂が広がる。

 

塾経営では、生徒への指導として「叱る」ことは良いのですが、「怒り=短気」であってはダメなのです。「短気は損気」です。そもそも「短気」に至った原因は何だったのか。その問題を解消しない限り、自塾が受け入れることができる「生徒の幅=自塾の器(うつわ)」が大きくなりません。

 

教室内で「短気」を起こすと、生徒全員がそれを見ています。「感情的な先生」と思い、日頃とは違って引き締まる面はあるものの、普段優しいばかりの甘々先生の「激変」だったら怖いだけです。つまりは、「短気」は塾講師に対する評価を下げたことになります。

 

短気な性質はどうしようもない部分がありますが、学習塾における「短気は損気」を理解しておけば、客観視ができるかもしれませんし、まだマシでしょう。やはり、塾開業前に情報をたくさん集めておくことが大切です。予め知っているのと、知らないのでは経営リスクに差が出てきます。


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